AUDIO FESTA 2007



marantz & B&W



SA-13S1
SA-13S1
定価250000円(税別)


PM-13S1
PM-13S1
定価250000円(税別)


マランツのブースでは今年もマルチチャンネルをやっていた。
AVプロセッサーを介在させずとも
SACD-Multiの出力にプリメインを3台で5chやってもよいとのこと。
と、メーカーの人に言われないとなかなかやれないよね(僕だけ?

SA-13S1とPM-13S1は比較的安いし
そのわりに2chのメインとしても使いまくれる音なので
マランツに人生かけてもいいとか思わせる。
国産の中では一番スウィート感が出てる。
マニアはどうしてもマイナーなところを発掘したがるもんだけど(僕だけ?
S1シリーズの色合いのよさとかメロウなところとか
魚介類的軟調であでやかな傾向である。完成されてる。
90年代の素朴で綺麗なマランツとはぜんぜん違ってて
もうドイツ・ロマン派をその究極点に導いたMahlerみたいなもんです。






そこにシャルマンを感じ
B&W 802D
定価1600000円(税別)

ダイヤモンドツイーター搭載
おそらくオーディオファンとかオーディオフェスタでないと、
なんの印象もないぐらいな普遍性の高さです、透明で個性が少なく。
自然マニアになれば森羅万象の不思議さをニュートン並に楽しめるものだけど
この高域はマニアじゃないとそれが優れているということに気づかないね。
マランツのセパで音の波が濃密に織り成すハイスピードで鳴らされてました。
このコンビはなんか出来杉君みたいで苔寺の濃淡のようで
そそるもの(シャルマン)がなかったが、それはいいことだね。





SC-7S2
SC-7S2
定価700000円(税別)



MA-9S2 モノラル
MA-9S2
定価700000円(税別)



栄養バランスがよいほうが
子供の成績がよいという統計がある
これにはユキビタスな理由がありそう
コーヒーには抗癌作用があるみたいだけど
紅茶とかに比べると麻薬成分が濃い
ハーブティーは酩酊する感じが優しい

一芸に秀でる人はやはり著名にはなるけれど
バランスは重要で、物理の觀念に心理的觀念を並置される場合には
「おのずから」の発想が必要になる。それを無くせば病気になる
五感や現象にたいする素直さを疎かにすると現象から乖離しやすい
言語の限界が世界の限界。感覚の種類でしか種類を嗅げない
漢字の数だけ感覚がある。ベルクソンはその「質」を解いていた
古事記の神様はものすごい名前をしているけれど
解釈しているうちはそれ自体ではない。まず敬意が無い
味覚の優れた国民は繊細な味を生み出すことができる
聴覚の優れた国民はオーディオに音楽性を宿すことができる
科学では細菌の一つ作れないが製造物には感覚の質がでる
A級/AB級時代のマランツのプリメインはまだなにか発展途上で
クラシックを地味にしっかりと鳴らすことができたけど無機質だった
今のマランツは感覚豊かになった分想像力を滅ぼしてしまいかねないが
低域はスティングレーが泳ぐ運動も兼ね備えていて
中域は図画工作の能力が高まっている感あり
高域の数学はだいぶとエレガントになった
宗教的な深さにはまだ至れないけど
感覚のバランスがとてもよい




過去の土台を踏みしめて今の音がある
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